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何を書いて良いのか。

何も書かない方が良いのか。

ずーっと考えていました。

でもいつもこのブログを楽しみにしてくれていた父のためにも書き残しておきたくて・・・。

3年半の闘病生活。

大腸癌による腸閉塞で倒れ病院に運ばれ、癌摘出と人工肛門の形成の手術

→人工肛門を元に戻す手術

→再発

→他臓器への癌発覚

今年3月、治療のために入院したはずが急に体調が落ち込み、一時自宅に戻るも体調は悪化。

5月11日に家の近くの病院に痛みの緩和を目的として入院。

たくさんのお友達にお見舞いに来てもらいましたが、

入院後10日目の5月20日、66歳で父は天国へと旅立ちました。

私は5月14日お見舞いに行き、

“水曜日に仕事を休んでもう一度来るね”

と約束したのに、約束した日に外せない仕事があって行けなくて・・・

“普通に受け答えもできるよ”

“痛み止めの量を増やしてもらったら少し気分が良さそうだよ”

と言う状態を聞いて、次行くまで大丈夫だろうという変な自信があり、父が私が来ないと呼んでいると聞いていたのに、すぐに行ってあげなかった。

最小限の迷惑で済むようにと何とか仕事をかたずけて出かけようとした時に、容態が思わしくないとの知らせ。

“娘さんが来るまではもつでしょう”

と言うお医者さんの言葉を頼りに車をとばしたけれど、知らせのすぐ後に

“間に合わなかったよ、死んじゃったよ”

と母からの電話。

ごめんね、お父さん。

いっぱいいっぱい謝ったけど、もう伝わらない。

最後に電話で呼びかけた私の声はお父さんに届いたのかな?

最後にお見舞いに行った時、

“サイダーが飲みたい”と言う父に、

オロナミンCを買ってきて、ストローで“少しだけね”と言って飲ませたときの、

“うまいなぁ~、うまいなぁ~”

と言って飲んでいた父の顔が今も目に焼きついています。

腸が閉塞しているために水が入っても痛くてたまらない状態だったので、炭酸なんてもってのほかの状態だったのですが、“ほんの少しだけ”の約束で飲んだときでした。

その時意外はずっと痛くて痛くて辛そうにしていた父。

背中をさすってあげると、ゴツゴツ、骨と皮だけに痩せてしまっていて、半分以下くらいに小さくなってしまった父に涙が出そうでした。

ガンが見つかってからの3年半の間。

実家を出て以来初めてと言うくらい、入院中の病室で父といろんな話をしました。

自分の身体の方がよっぽど辛いのに私の身体を心配し、忙しいから毎週お見舞いに来なくていいよ、と言いながら、でもうれしそうにしてくれて。

3月の入院の時は、

“すぐ涙が出ちゃうから恥ずかしい”

と布団に顔を隠しながら手だけ出して私が帰るのを見送っていた。

いつもいつもまわりを気遣って、

“看護師さんもいつも忙しそうだし”と痛いのにナースコールを遠慮しているお父さんを怒ったりもしたね。

“残されるお母さんがかわいそうだ”とお見舞いに行く度に言っていたね。

発病してから毎年、万が一のために、と身の回りのことをまとめた文書を用意し、すべてきっちりとまとめていた父。

昨年末に書き換えたのに、3月にがんセンターに入院する直前、痛くて辛かっただろう時ににも文書を書き直していました。

お葬式に呼ぶ人のリストまで作り上げて。

お葬式はたくさんの人が来てくれました。

同級生や自営業だったのでお店のお客さんまで。

優しくて穏やかな人だったと、みんな言ってくれました。

まだ病院に入院していて、会いに行くと会えそうな気がしてしまいます。

最期 会いに行ってあげられなかったことが、悔しくて、申し訳なくて・・・

ほんとうに、ほんとうに、ごめんね。

でもこれでもう痛くて苦しむことはないね。

後の事は心配しないで、ゆっくり休んでください。

おとうさん、ありがとう。

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コメント

こてぴんさんの気持ちが伝わって泣けました。

こてぴんさん、大変な時なのに更新ありがとうございます。


投稿: うさこい | 2011年5月31日 (火) 10時57分

こてぴんさんの気持ちを考えると心が痛いです・・
文章を読みながら涙が出てきました

まるこも同じ年の父がいます・・なかなか日頃ゆっくり話すことも出来ず親孝行らしいことはしてなくて・・

きっとお父さんはこてぴんさんにありがとう・・って言ってくれてますよ(^^)/
天国からこてぴんさんが頑張っている姿見てくれてますよ。

投稿: まるこ | 2011年5月31日 (火) 21時33分

こてぴんさんお疲れさまでした。

私も親代わりの祖父母の時、最期会えずじまいで・・・だから、こてぴんさんの気持ち、すごく、すごく分かります。だから、こてぴんさんにどんな言葉をかけたらよいかとても迷いました。でも、こてぴんさんにもいろんな事情がある中で精一杯の事をされたのですから、どうかご自分を責めないで下さいね。

そしてお父さん、どうかゆっくり休んで下さいね。

投稿: みかん | 2011年5月31日 (火) 23時10分

思わず3年前見送った母のことを思い出してしまいました。

最期に会えなかったこと、どうしても心残りですよね。

こてぴんさんの気持ちを考えるとたまらないです。

投稿: のり@わんこ商会 | 2011年6月 2日 (木) 03時21分

最後に見送れなかったこと
辛かったでしょう。
でも、こてぴんさんの気持ちは
きっと伝わっていますから大丈夫ですよ。

とても素敵なお父様だったのですね。
きっと安らかに天国に行けますよ。

投稿: ひなぴよ | 2011年6月 2日 (木) 18時28分

(*^.^*)うさこい様、まるこ様、みかん様、のり@わんこ商会様、ひなぴよ様


みなさん、温かいコメントをありがとうございます。

個々にお返事をすべき所なのですが、どうも涙が出てしまいそうで・・・まとめてのお礼で失礼します。m(_ _)m

気持ちもだいぶ落ち着きましたが、やはり看取れなかったことを思い出すと涙が出ます。
でもいつまでも考えていても取り返しは付かないし、父が悲しむと思うので、前向きにがんばっています。


こうやっていろんな方と交流がもてることがとてもありがたく、うれしいです。

ありがとうございます。

投稿: こてぴん | 2011年6月 3日 (金) 13時46分

同じ町なのでどうしようかコメントを迷っているうちに...

昔から、この辺で入用なときは必ず行く所でしたので・・・人当たりのとても良い人でした。
数ヶ月前にはお会いしていたので...

今日も仕事中にお母様を見かけました。
私も何が出来るというわけではないですが、コメントで近況報告を心がけますね。

私も進行形でかかわりのある方がいるので複雑な気持ちの日々で...

投稿: あまのじゃ~く | 2011年6月 6日 (月) 17時48分

(*^.^*)あまのじゃ~く様

4月にがんセンターから退院した時、本人は数日で仕事復帰するつもりでいました。
それが見る見るうちに・・・だったので、本人も周囲も覚悟はしていたもののあまりにもあっけなくて・・・。

あまのじゃ~くさんともやはり面識があったのですね。そうだろうとは思っていたのですがsweat01

親戚や地域の人たち、皆さんに支えられながら生活している事を、お葬式を通して痛感しました。

本来なら私が松崎に戻れたら一番良いのですけどね・・・そうもできなくて・・・

家の母は天然さんなので、すっとぼけたことをやらかしているかもしれません。
これからも、温かい目で眺めてやってください。

先週の土曜日も帰省していました。
これからも時々松崎に帰ってウロウロしています。
良かったら声をかけてください!!


投稿: こてぴん | 2011年6月 6日 (月) 18時31分

時々仕掛けの部品を買いに
チョコチョコと仕事をサボりましょう~♪
あの手の材料はハードな環境で使用されることが前提な品物ばかりなので、ホームセンターに無ければここに来ますね。
私は年甲斐も無く人見知りするのでが頑張って雑談でもしてみます( ^ω^ )

何かあれば非公開のコメントで連絡ください。

投稿: あまのじゃ~く | 2011年6月 7日 (火) 22時38分

(*^.^*)あまのじゃ~く様

ありがとうございます。♪(o ̄∇ ̄)/

心強いですhappy01

投稿: こてぴん | 2011年6月 9日 (木) 13時46分

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